寺島忍、中島知子、石黒賢、宇津井健の主演、一色伸幸脚本。寺島しのぶ演じる、原みゆきは老人介護の仕事をしていたのですが、ある老人(南田洋子)の死後、海の家の経営権を自分が遺言として、もらい受けた事を知ります。
そのとき彼女の家庭はぎくしゃくしていました。息子は、精神的な病にかかり、夫は真面目に帰ってはきますが、夫としての責務を果たすのみで、新婚当時の新鮮な気分をすでに忘れ去ったままいつしか毎日を過ごしていたのでした。彼女は奮起して、その遺言の遺志を継ぐことを考えたのでした。そこで新婚旅行でフランスを旅したときに訪れた「プチ・アミ」と同名のバーをそこに作ることを思いたったのでした。
まるで、時を取り戻すかのように。
でも経営権を貰い受けたとしても、その場所に海の家を建てたりする建設資金や、バイトの費用、酒代など、出店までにかかる準備資金の捻出は自分でしなければならなかったのですが、夫の稼いだお金を、貯金した物を当てようとして、また、夫は複雑な心持ちになります。「自分が稼いだお金をつまらないことにあてて」でも妻の方は、「協力して貯めたお金を、自分たちの未来の為に使う」という心中でした。夫は、「家事をおろそかにしない。子供の面倒をちゃんと見る」という条件の下に許可をします。でも、妻は外へでて働き自分の労働力が人の為になっていることを知り日に日に、元気になっていったのですが、夫との関係は、自分が稼いだお金を無駄金にされるのではないかという思いと、会社まで宣伝してきた彼女の行動と合い重なって、冷たくなっていく一方でした。
おまけに夫は妻の親友に安らぎを感じ始めたのでした。何度かのデートの末に、深い関係まで行くところでしたが、キスまででとどまったのでした。でも、妻はその行為の末に、離婚差し出し、夫はそれを区役所に提出してしまったのですが、親友も、そのアバンチュールを反省し、また夫自身も、自分の今までの行いや、彼女の気持ちを改めて再び再出発することにしたしたのでした。
現在2分間に一組が離婚していると言われていますが、きっと多分昔なら、離婚しなくて済んだことが、今なら即離婚につながってしまうのかもしれません。相手の気持ちにたって考えるという、もっとも基本的な行動自体が出来なくなっているのですね

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