木村佳乃主演の『ハッピーバースデー』という作品を観ました。
力作だったと思います。ネグレクトの問題に真摯に取り組んでいるところで私は涙しました。大橋のぞみちゃんがネグレクトを受けている女の子役で、本当に山に捨てられるかのごとく、母親の実家に預けられます。それを気にしているのは、兄だけ。とにかく兄と対応の格差がありすぎてそれを観ているだけでも悲しくなってきました。大橋のぞみちゃん役の女の子は誕生日にひどいことを言われたことがきっかけで声が出なくなっていました。けれども母親の実家に預けられることによって、歓迎され、いろいろな老人から大事にされます。親しくしていた三国蓮太郎役の男性が、死んでしまったことを機に彼女は、声をまた出すことが出来るようになるのですが、実は両親が知らないうちに母親もネグレクトを受けて傷つきながら人生を送っていたことを知った実の父親は、娘に謝りに行きます。そのことで、自分の娘にしていた仕打ちを認識しやり直そうと決意するのでした。
今の世の中こういう人って結構多いのではないでしょうか?一人で、子供を抱え込んでしまい、例えば離婚してしまって経済的に困窮している女性なら、子供のせいで、経済的に困窮していると思い込んでしまい、次第に自分の子供を愛さなくなってしまうような人なんかがそうです。
実家の両親がこのようにうまく介在してくれれば解決出来るかもしれませんが、それもできず児童相談所にやっかいになっていたり・・・。複雑な家庭は多くはないでしょうが、少なくはないと思います。
私自身も自分の両親との距離の取り方が難しくて悩んでいるところがあります。40代にもなろうというのに、いろいろあります。妹も今日のドラマのように、私が病気がちで母がそれにかかりっきり、父親は仕事(?)で不在な家庭だったことから、愛されていないと思っていたようですが、姉の私の方は、過保護にされ過ぎていることに悩み続けてきたのです。お互いに裏でその悩みについて打ち明けあっていてもう大人ですから、お互いの気遣いがありますが。でも病気で一時病院に入院しながら、学校に通っていた時期があって、その頃自分の家の門を観ながら病院へ帰るのですが、七五三で妹が晴れ舞台をやっている時には、その門の前を通りながらどんな楽しい会話がなされているか。というようなことや晴れ着姿の妹を想像して、焼き持ちで涙しながら病院に帰宅した経験があります。
でも看護婦さんは所詮他人ですから、そういう私の心の隙間は埋めてはくれませんでした。
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