2011年5月15日日曜日

最期まで微笑みを

最期まで微笑みを
最期まで微笑みを
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田原 節子
講談社
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ジャーナリスト 田原総一朗さんの奥様の生前の日記(2004年8月死去) 自分が病に倒れてからも多くの時間を人の相談や癌の運動の為に費やす日々。生きるとは何かを考えさせられる本。 癌の末期の状態が書かれているので、家族が同様の経験をしたことのある人は読むのを控えたほうがよろしいかと。 PTSDになっちゃいます 乳がんが脳をはじめとするあらゆる箇所に転移してしまいます。それもとても短い時間の間に 田原総一朗氏も多忙なながら、次第に衰えていく体力や気力をサポートしていることが十分伝わってきます。 奥さんはもともとアナウンサーをしていて、田原総一朗は駆け出しのプロデューサーだったのでお互いが大きな影響力を与えながら関わるうちに次第に恋愛感情を隠しきれなくなり、男女の関係になって行ったのですが、その間に田原総一朗は最初の奥さんを乳がんでなくしてしまい、その後彼女と再婚したのですが、皮肉にも彼女も乳がんにかかってしまう。 この本には節子さんが生前見せたくなかった部分がうまく記されていると思います。多分、総一朗さん「ちゃんと伝わっていたよ」と宛てて書かれている部分もあるのでしょうし、そのなかでの総一朗という人追い詰めて立ち上がれないようにはしないむしろどんな状態にも共存するということがとても上手な人なのだろうと思いました。 戦友が次々と死んでしまうのも癌の特徴かもしれません。 「治ってよかったね」「元気そうね」「もう心配ないね」という励まの言葉は単にその場の空気を埋めるものであって、本人は気力を奮い立たせてその場にきているかもしれないのに。向けられている当人からすればそんなことはお構いなしにまるで刃物を向けているかのような感じに聞こえます。

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